医者夫婦の双子育児記録

夫婦共に医者として働いていたある日、双子妊娠が発覚。37週で帝王切開で出産。妻のみ育休を取得して双子育児に奮闘中です。双子妊娠中、育児中の方に少しでも有用な情報を!

【双子の授乳】産後1週間まで

一番困ったのがミルク。

どれくらいミルクをあげたらいいのかとか、正直全くわからなかったのでものすごく頭を悩ませました。

多分双子って小さく生まれてくる子が多いので、吸啜力が足りなくてなかなかミルクを飲めない子がたくさんいると思うんです。

なので、双子妊娠中の方でも出来るだけイメージできるように、何回かに分けて我が家でどうやったかを記録しておこうと思います。

 

ちなみに私と一緒に退院した次女は哺乳瓶からガブガブ、おっぱいもまあまあ吸いつける子でした。

一方1週間遅れて退院した長女(体重が少なくてGCUに入った)は哺乳瓶からやっとチョビチョビ吸える程度、おっぱいは吸い付いたことがなかった。

 

双子の場合、妊娠中におっぱいマッサージをすることができない(早産予防のため)ので、初産婦ならなおさら産後が地獄。

産後2日目くらいからおっぱいが張るようになってきたと思ったら、岩のようにガチガチになって拍動と一緒に痛むようになり、もう涙が出るくらい痛かった。

母乳は作られているけど、乳腺が開いていないので溜まる一方なんです。

乳腺を開くためにはおっぱいマッサージしかないわけで。助産師さんが3時間おきにおっぱいマッサージにくるのですが、痛いのなんの。目に涙、手に汗、歯を食いしばっておっぱいを揉まれ、半日くらい経った夜中にやっと1滴ずつ母乳が出るようになりました。

1滴ずつ垂れる母乳を牛乳瓶みたいな哺乳瓶に5ccずつくらいとって、2人の子供に分け与えました。いわゆる初乳というもので、なんだかすごく神秘的に感じました。

そうやって少しずつ母乳は出るようになっても、まだ子供は上手におっぱいを吸えないので、退院までの3時間毎の授乳の時間には

⑴子供にとりあえずおっぱいを咥えさせる。片乳5分ずつくらい。吸えなくてもok。

⑵規定の量の粉ミルク(+搾乳したのがあれば母乳)を哺乳瓶から飲ませる。

⑶ミルクをあげ終わったら、搾乳する。大体片乳10分ずつくらい。

というのを繰り返しました。

規定の量というのは、産後1週間病院にいる間は病院が量を指示してくれると思います。生後n日にはnx10mlのミルクだと思います。

これは、母児同室だった次女の場合。長女は集中治療室にいたので、おっぱいを吸わせる時間もなく、ミルクを哺乳瓶であげる時間に出来るだけ行くようにしてあげていただけでした。

私は次女のお世話でいっぱいいっぱい。1人でも、殆ど睡眠時間を取れませんでした。なので長女のところへは殆ど夫が行ってくれていました。

 

あのおっぱいの痛さは忘れられません。おっぱいが痛くてカロナールを飲むことになるとは思わなかった。